呉PASS出版の出版物

 

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呉PASS復刻選書 独自のコンセプトに基づいて貴重書、重要書などの復刊を行っています。

 

①古典や復刊は、通常文庫や新書サイズで行われるが、活字が小さく、余白も少なく非常に読みにくい。呉PASS復刻選書は、A5サイズ(四六版と菊版の中間サイズ)、活字も単行本なみのサイズもしくはそれより大きくしています。

②岩波文庫等、既存出版社は左派、左翼、リベラルの復刊は充実しているが、呉PASS復刻選書は、戦後葬り去られた右派、右翼、民族派、保守主義、さらには皇国史観などの書物を中心に復刊を行っています。

➂弊社は零細出版社だが、書店流通を望まず、価格も大手に比べ割高になってしまいます。しかし、戦前の書物、旧漢字旧仮名の書物が無視され消えていく、戦後レジュームに沿わぬ書物が忘れられていく、歴史と記憶の断絶が昭和二十年に起こっています。この出版状況に一矢報い、後世にバランスの取れた資料が生き残っていけるよう、微力ながら邁進してまいります。皆様のご理解とご協力、よろしくお願いいたします。

④TPP加入により、著作権の保護期間が、死後50年から、死後70年へと伸びた。端的に言ってバカげている。米国人は出版物もただの「商品」と考えているからだ。歴史的文化意識の乏しい米国主導だと必然でしょう。「売れる」物書きは、死後も遺族に収入減を残せるので、賛成するのは人情だ。しかし、「売れない」物書きは、著作権を長年にわたり保護したところで、市場から消え去るのみです。だから、あえて弊社はゲリラ出版を行います。著作者が死亡し、著作権者不明の場合、無断で出版を行います。もちろん、御連絡いただければ、御意向に従いますし、販売分の著作権料もお支払いいたします。しかし、みなさん、売れる悪書が溢れ、売れない良書の灯が消えてもいいのでしょうか。著作権者ではなく、著者の意思は、この世に自分の作品、主張が生き続けることではないでしょうか。GHQに抹殺された書物が、長年にわたり復刻されなかった一因も、厳しすぎる著作権保護にあると考えます。

ですから、心ある日本人なら、解っていただけると信じて、ゲリラ出版を継続します。

何卒、日本のため、大きい心でお許しください。

 

弊社では、皆様からの復刊リクエストを受け付けています。「これは重要だが市場にない」などの書物がありましたら、お問い合わせからご連絡ください。検討させていただきます。

 



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令和6年4月6日発送開始 復刻】世界史的立場と日本 呉PASS復刻選書62

A5版、362ページ。
昭和十七年、大東亜戦争最中に雑誌「中央公論」で行われた、所謂京都学派四天王による対談である。
戦後の米国支配と社会の左傾化を背景とした「進歩的文化人」からは、戦争を扇動したとして散々な扱いを受け、80年を経た今も、学界からは批判が喧しい本書である。
一読いただければ、明らかなように、戦前の学者の持つリアリズムと当事者意識は傾聴と尊敬に値する。
批判者は、これを「机上の空論」などと揶揄するが、その批判群の属する「平和論」は、より「机上の空論」に感ずる。
世界史的出来事である大東亜戦争の勃発を受け、彼らは「当事者」として、この戦争の意義と遂行の精神を話し合う。これは令和日本人が完全失った国家意識と、メディアやアカデミズムが消し去ったリアルな国際情勢の客観的認識をもとに行われ、日本人の持つ精神の力に帰結する。
大東亜戦争を、米国との生産力の差や物理的な格差から、「無謀な戦争」と断ずることは容易い。しかしこのパトスを抜きにした議論から、我々の父祖が戦った戦争のリアルは分かるまい。
当時の日本人が、何を「思い」、何を「感じ」、何に「怒り」、「誰と」戦ったのか。紛れもなく白人帝国主義に抗したのである。人種差別に基づく世界秩序に物申したのである。
この感情を抜きにして、作戦の巧拙を論い、政治の失敗を貶し、当時の精神を嘲笑するのは、もうやめよう。令和の日本を見よ。80年間戦禍を免れた日本を見よ。これで良しとする人々に向ける言葉はない。
我々が何を得、何を失ったのか。80年前の彼らが語りかけてくれる。
彼らの名誉を回復し、戦後日本の欺瞞に蟻の一穴を開けるための復刻である。
国会図書館デジタルコレクション公開を機に、本書の歴史的意義と名誉回復のため、復刻に踏み切った。著作権者の申立てには真摯に対応いたしますので、御一報ください。

¥2,870

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戦苑 支那の全貌 長野朗著 呉PASS復刻選書59

令和4年10月6日発売。A5版、235ページ。戦前、戦中を通じ、支那(中国)分析のパイオニア、長野朗の復刻第五弾にして、集大成ともいえる現代支那全集第一巻「戦苑支那の習俗」を「戦苑支那の全貌」に改題し復刻。
支那事変(日中戦争)勃発の年、昭和12年に刊行された本書は、支那人(中国人)の民族性を、あらゆる面から考察し、まさにその全貌を捉えるものである。
満州事変から6年、支那大陸は各国相乱れての戦苑と化した。英米の思惑と、群雄割拠する支那の軍閥、政府、そして日本が権謀術数で狡猾な外交戦を繰り広げるさなか、日本及び日本人への警鐘として書かれた本書は、今まさに現代に十二分に通用する警句の全集である。
政治家、政府関係者、経営者にも是非手に取って熟読していただきたい内容である。
今もし長野朗が生きていれば、叱咤されたに違いない。益々膨張しアジア覇権者として立ち現れる中共に、長野朗なしに対峙することは、ガイドなしにジャングルに入るが如しである。

¥1,800

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  • お届け日数:1~3日1

復刻 「日本国憲法原論」呉PASS復刻選書56

A5版、459ページ、ソフトカバー。昭和23年初版の復刻。本書は昭和27年宮沢俊義氏による補訂版があるが、本書は美濃部達吉単著の復刻です。
美濃部達吉は、戦後枢密顧問官として、GHQの憲法改正に直接携わり続けた。美濃部は終始憲法改正に異を唱え続けた。その美濃部が、新しい日本国憲法について、「憲法撮要」と同趣旨で著したのが本書「日本国憲法原論」である。当時はGHQの検閲制度の真っ只中であり、文字通り受け取るのは、見誤る可能性がある。いわゆる教科書の体裁であるが、行間を読むのが、故人に対する敬意だろう。不本意な憲法改正により誕生した日本国憲法に、学者として客観的に臨むその姿勢は、戦後のイデオロギー憲法学に一石を投じるには十分である。
憲法が施行された翌年に刊行された本書は、帝国憲法との比較法学の面からも重要な書物であるにもかかわらず、戦後一貫して黙殺されてきた。美濃部の後継弟子にあたる宮沢俊義氏の教科書が戦後憲法学をリードしていったのは、賢兄ご承知のとおりである。
帝国憲法の臨終と、日本国憲法の誕生に立ち会った貴重な体験を持つ美濃部の、逝去の年に刊行された、文字通りの遺書である。憲法撮要と併せて、広く読まれることが、これからの憲法論議に寄与することと信ずる。

参考のため、本書の序文を掲載する。
 新憲法は、形式的の手続から言えば、旧憲法第七十三条に依り憲法の改正として制定せられたものであるが、実質から言えば、旧憲法に比し、我が国家組織の上に根本的な大変革を加えたもので、その結果は、我が国法の全部を通じて、行政法は勿論、刑法、民法、訴訟法に至るまで、従来に比し総て全然新規な基本主義の上に立つものとなった。苟も我が国法の研究に志す者は、それが国法の如何なる部門に付いてであるにせよ、その根底として、新憲法に関する智識が、欠くべからざる必要でなければならぬ。  しかのみならず、新憲法は国民主権を以てその最も重要な基本主義とし、国民が国の主権を掌握するものと定めたのであるから、国民各個人は自ら主権者の一員として憲法運営の任に当るものであり、憲法に付いての正確な認識は、全国民に通ずる必要事となった。  本書は、一般憲法学の理論的研究と共に、我が新憲法の具体的内容に付き、理論的及び実際的の両方面から、成るべく詳細に分析し解説することを目的とするもので、著者は旧憲法に付き曩きに拙著「憲法撮要」を公にし、幸に読者の歓迎を得て屡々版を改めて旧憲法の終末を見るに至ったのであるが、本書は新憲法に付き右旧著と同様の目的を達せんとするものに外ならぬ。若し幸に旧著と同様に博く読者諸君の愛顧を受くることが出来るならば、著者の幸福は之に過ぐるものは無い。

¥3,000

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【復刻】アジアの怪奇 中共 長野朗 著 呉PASS復刻選書55

A5版、298ページ、ソフトカバー。長野朗氏の著作、復刻第4弾。「支那の真相」「支那三十年」「民族戦」に続き、戦後の主著である本書を復刻した。<BR><BR> 中国共産党が運動、戦争、謀略を駆使して支那大陸を制覇する様を描く。毛沢東とは何者なのか。紅軍とは。国民党はどうなるのか。そして朝鮮戦争へ、チベット、ウイグルへの侵攻。それらの歴史的事件を、支那人の民族性、登場人物個人に関する深い知識、長い支那での経験をもとに、わかりやすく紐解く。<BR><BR> 現在もアジアの怪物、巨人として君臨する中共の生い立ちと勃興と未来。長野朗の観察眼と筆力に改めて脱帽する。

¥2,100

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戦時国際法論 上巻 法学博士 立作太郎著

A5版、454ページ、ソフトカバー。令和二年八月二十七日発売発送開始
日本における国際法の父ともいえる、立作太郎の主著を復刻。原本は800ページを超える大著だが、これを上下二巻に分冊。これにより活字を大きく読みやすくすることができた。
旧仮名遣い、旧漢字を新仮名遣い、新漢字に改めた。
本書は戦時国際法を体系的かつ緻密に解説する。立博士は、戦前、外務省、海軍省の国際法顧問として、また東京帝国大学の国際法担当教授として、まさに戦時国際法の権威である。
本書は、立博士逝去の翌年、昭和19年に刊行された遺書でもある。
まさに戦中、大東亜戦争の真っただ中に執筆された本書は、生きた「戦時国際法」の教科書である。

立作太郎略歴
立 作太郎(たち さくたろう) 1874年(明治7年)東京生まれ。東京帝国大学大学院(国際公法専攻)卒。国際法学者、法学博士、学士院会員。外務省、海軍省顧問。1900年ヨーロッパに留学,04年東京帝国大学の外交史担当教授となり国際法も担当。ロンドン海戦法会議、パリ講和会議、ワシントン会議、ハーグ国際法典会議などに専門委員、随員として出席。日本における外交史研究のパイオニアであり、既成の翻訳型国際法学を脱し、実証的国際法学により、我国の近代的国際法学を確立した。1943年(昭和18年)死去。

¥3,300

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戦時国際法論 下巻 法学博士 立作太郎著

A5版、404ページ、ソフトカバー。令和二年八月二十七日発売発送開始
日本における国際法の父ともいえる、立作太郎の主著を復刻。原本は800ページを超える大著だが、これを上下二巻に分冊。これにより活字を大きく読みやすくすることができた。
旧仮名遣い、旧漢字を新仮名遣い、新漢字に改めた。
本書は戦時国際法を体系的かつ緻密に解説する。立博士は、戦前、外務省、海軍省の国際法顧問として、また東京帝国大学の国際法担当教授として、まさに戦時国際法の権威である。
本書は、立博士逝去の翌年、昭和19年に刊行された遺書でもある。
まさに戦中、大東亜戦争の真っただ中に執筆された本書は、生きた「戦時国際法」の教科書である。

立作太郎略歴
立 作太郎(たち さくたろう) 1874年(明治7年)東京生まれ。東京帝国大学大学院(国際公法専攻)卒。国際法学者、法学博士、学士院会員。外務省、海軍省顧問。1900年ヨーロッパに留学,04年東京帝国大学の外交史担当教授となり国際法も担当。ロンドン海戦法会議、パリ講和会議、ワシントン会議、ハーグ国際法典会議などに専門委員、随員として出席。日本における外交史研究のパイオニアであり、既成の翻訳型国際法学を脱し、実証的国際法学により、我国の近代的国際法学を確立した。1943年(昭和18年)死去。

¥3,000

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新装復刻 征野千里 谷口勝著 呉PASS復刻選書52

A5版、263ページ。 名もなき兵士が書いた、日中戦争手記の傑作。今と変わらぬ日本人が、清涼感あふれる筆致で日中戦争を鮮やかに描く。涙と笑いの内容に、感謝と鎮魂の思いを新たにさせられる。南京戦は戦後、様々なデマや虚偽を孕み語られてきた。当事者が活写する一資料としても重要である。評論家西尾幹二氏もGHQ焚書図書で取り上げ絶賛したあの名著が、原本の雰囲気そのままに新装復刊。

¥1,800

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復刻 「民族戦」 長野朗著 呉PASS復刻選書51

A5版、242ページ。戦前の支那通、長野朗氏の著作復刻第三弾。GHQ焚書図書。<BR> 満州事変後、支那をめぐる国際情勢は風雲急を告げる。そのプレイヤーたる、日本、ロシア、米国、英国そして支那。その民族性に依り、勢力拡大の方法は様々である。<BR> 現在、世界で問題となっている支那の浸透侵略工作は、民族性に根差す、普遍的なものだった。その狡猾な戦略を、著者は鋭く分析する。多民族国家「中華人民共和国」は、生命力旺盛な漢人の莫大な移住に依り、また、返済不能な債務に依り、気づけば国ごと掠め取られる手法で築かれた。これは、今始まったのではなく、百年単位で変わらぬ支那の手法なのだ。<BR> 今の日本は、与野党を問わぬ政界、経済界、学界等は、甘い認識、歪んだ認識で彼の国を眺めていないか。オーストラリアは目覚めた。<BR> 今の日本にこそ、長野朗の主張は必要である。日本の目覚めの為に、本書を復刻する。

¥1,800

  • 在庫有り
  • お届け日数:1~3日1

新装改訂「 我が国憲法の独自性」 佐々木惣一著

A5版、353ページ。京都学派に属する憲法学者佐々木惣一の、帝国憲法下に於ける著作である。憲法に於ける文理解釈を徹底する佐々木は、日本語に立ち返り、すなわち日本の歴史、伝統に依拠した憲法解釈を提示する。昨今、普遍的意味での憲法観を背景に、日本の憲政を論断する、いわゆる護憲派の学者、識者を散見するが、彼らは「憲法」を上位概念に据え、「日本の憲法、憲政」をそれに包摂される下位概念として論ずる。それに対し、佐々木は「日本の憲法、憲政」と「憲法」を並列的に捉え、日本における憲法とは、どうあるべきなのかを深淵から論ずるのである。前者は、立法者でありながら、我が国の防衛問題を正面から捉えることなく、憲法九条を前提に、自衛隊を違憲とする、教条的な思考の「護憲」派議員と相似である。「天皇」「立憲主義」「立憲君主」「国体」とは何なのか。憲法の概念、用語の定義は明確でなくてはならない。特に天皇、国体といった概念はわが国独自のものであり、その定義は歴史と伝統を紐解く以外にあるまい。佐々木の呵責なき批判の舌鋒は、西洋生まれの「憲法」をそのまま容れようとする憲法学者に向かう。まさに現在に通用する批判である。

¥2,800

  • 在庫切れ

「経済非常時の正視 緊縮政策の批判」三土忠造著

A5版、182ページ、ソフトカバー。
1920年の第一次世界大戦後の戦後恐慌、1923年の関東大震災後の恐慌、度重なる経済的苦境の中、1929年、世界大恐慌が発生する。立憲民政党の浜口雄幸内閣は、デフレ化した当時の日本で、金解禁と緊縮財政へと舵を切った。デフレ下にデフレ政策を行ったのである。
デフレ圧力に依り高賃金、高コストを是正し、国際的競争力をつけようと考えてのことだったが、この政策は、国民に塗炭の苦しみを与えることとなり、国内景気はどん底へと突き進み、相次ぐ倒産、破産、身売りの横行など近代史に残る惨状を呈した。
現在、コロナ禍の中、また相次ぐ消費税の増税に依り、消費は落ち込み、世界的な経済破綻へと進んでいる。しかし、政権は消費税を維持し、経済活動を止めながら緊縮政策を維持し、頑なに大規模な財政出動を拒んでいる。
昭和恐慌時、この浜口内閣、井上蔵相の政策に真っ向から異を唱えた国士こそ、元大蔵大臣三土忠造である。当時も現在と同じく、マスコミはデフレ政策、緊縮財政の旗振り役であり、孤軍奮闘であった。
三土は、危機に際しては、国債発行止む無しとして、大規模な財政出動を主張した。苦学して国会議員となった三土は、国民の苦しみを肌で感じていたのである。
翻って現在の政治家はどうか。
バタバタと倒産は増え、経済活動の復旧は果てしなく遠い。貧困層にはすでに命の問題へと深化している。その苦しみを、政治家は理解しているか。
今こそ国難に際し、既視感をもってこの書物を読むべきである。
恐慌に際し財政出動を拒み緊縮政策を採用した総理大臣浜口雄幸、蔵相井上準之助は、ともに凶刃に斃れた。そして歴史はふたたび高橋是清を政治の表舞台へと押し上げた。
我々は、歴史の転換点にいる。ゆめゆめ同じ轍を踏むまい。
財政出動で国民の命と生活を守る時だ。
三土の叫びは、90年の時を超えて再び蘇る。「経済非常時の正視」「金解禁と緊縮政策の批判」の主著二篇を所収。

¥1,490

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共産主義の白書【第1巻】共産主義のイデオロギー 米国下院非米活動委員会編

A5版、232ページ、ソフトカバー。

冷戦只中の1960年に刊行されたこの書物は、共産主義を多角的に考察し、まとめられた。

近代史の表と裏を通底する共産主義、コミンテルンの実態を俯瞰するにはもってこいの書物である。

米国はいかなる理解と姿勢で共産主義と対峙していたのか。

危機感をもって分析した米国の姿勢は、現在の日本にも非常に参考となる。

ソ連は崩壊したが、新たなる脅威としての中国、ロシアを知る一助にもなるだろう。

久しく古書市場からも消え、図書館所蔵も非常に少ない貴重な書物である。

¥1,950

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国際連盟に於ける 満州事変・上海事変 理事会総会議事録 上巻 呉PASS復刻選書47

A5版、ソフトカバー、464ページ。旧漢字旧仮名遣いを、新漢字、新仮名遣いに改訂。令和二年一月十日発売。

 1931(昭和6年)年9月18日、柳条湖事件に端を発する、いわゆる「満州事変」、そして1932(昭和7年)年1月の「第一次上海事変」。時の支那政府、中華民国の提訴に依り、これらの事件は、国際連盟へとその争いの場を移す。現在では、各種資料が百出し、それぞれの言い分の真実が明らかになっている場合も多々ある。つまり当時は、虚々実々を織り交ぜながらの外交戦である。日支の舌戦といっても過言ではあるまい。常任理事国にして大国たる大日本帝国と、欧米の利権ひしめく支那が、大英帝国などの加盟国又は、非加盟国である米国、ソ連の二大国の思惑をも巻き込みながら繰り広げる巧みな戦術で、角を突き合わせる。結果的には日本は連盟を脱退し、近代史の転換点となる一大事件を、詳細に辿る。日本の主張とは、支那の言い分とは⁉ 戦後は、リットン報告書のみに光が当てられ、これらの議事録は日の目を見なかった。しかし本当の闘いは、リットン報告書の前後に在ったのだ。本書は、国際連盟に於ける、満州事変等に関わる理事会、総会の全議事を網羅している。上下二巻で堂々の復刻である。上巻は提訴からリットン報告書提出までを、下巻はリットン報告書を受けて、日本の脱退までを描く。

¥3,200

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  • お届け日数:1~3日1

国際連盟に於ける 満州事変・上海事変 理事会総会議事録 下巻 呉PASS復刻選書48

A5版、ソフトカバー、375ページ。旧漢字旧仮名遣いを、新漢字、新仮名遣いに改訂。令和二年一月十日発売。

 

ご注文いただくと、御予約とさせていただきます。新年1月10日に発送予定です。

¥2,800

  • 在庫有り
  • お届け日数:1~3日1


外交回想断片 石井菊次郎著

A5版、258ページ。「外交余録」「外交随想」に続く、石井菊次郎の著作の復刻である。本書は、国内図書館でも数館しか蔵書がなく、古書市場では価格が高騰していた。復刻を機に、広く学徒、読書子に読まれ、延いては日本外交の一助となれば幸いである。参考のため、本書のはしがきの一部を掲載する。「本書は我国外交界の耆宿石井子爵が、時にふれ折にふれ講演されたものの蒐積である。是れ、外交の面から見た明治、大正、昭和に亘る我国の成長史であり、忍苦の足跡である。かかる幾多の経緯を経てこそ、我国は今日の大に到達し得たのである。本書は斯うした意味に於て何人も熟読すべきものであると倶に今日の日本を知らんとするものの貴重なる文献である。これを纒めて将来に遺すことは、幾多の意味に於てわれわれの重要なる責務であると信ずる。」***目次 外交回想断片 日英同盟回想録 不戦条約論 我国体と外交方針 不戦条約問題 イン・ゼ・ネーム・オフの句について 平和事業と各国の婦人 国際経済会議を語る 国際平和の真意義 極東問題と仏蘇の因果関係 領土並に資源再分配問題 ロンドンに反映した日支事変の雲行き 歴史は繰り返す メッテルニッヒ公に就て***

¥2,100

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改訂 日本国憲法論 佐々木惣一著

A5版、401ページ。佐々木惣一著、昭和二十七年二月発行の「改訂 日本国憲法論」を復刻。佐々木惣一は、憲法学に於ける京都学派を代表する憲法学者である。大石義雄とともに、そもそもGHQ主導による憲法改正に反対の立場であった。戦後、憲法学は、面妖なる「東大法学部」系に乗っ取られ、殆ど自由な議論を行えない、硬直した状態にある。芦部の言う「言論の自由流通」は、憲法学内にては認められないようである。憲法学に於ける佐々木惣一の面目躍如たる所以は数々あろうが、昭和中期までの京都学派の特徴は、尊皇愛国である。帝国憲法改正に反対し、尊皇家であった佐々木が、戦後憲法を如何に受容し論じるのか。佐々木による日本国憲法に関する主著、概説書の最終改訂版を復刻した。

¥2,850

  • 在庫切れ

「福祉国家亡国論」 山本勝市著

A5版、266ページ。元衆議院議員、経済学博士の山本勝市の主著「福祉国家亡国論」を復刻。ハイエク、ミーゼス研究者として、反共産主義の立場を貫いた。戦後一貫して自民党は、社会福祉費用を増大させ、あたかも社会主義的な政策を採用してきた。選挙における得票と無関係であったとは言えまい。山本博士は、1975年当時、本書において、福祉がもたらす国民の精神的堕落を、すでに指摘している。今後益々増大が予想される、福祉、医療、介護費用をどのように設計し、負担するのか。これは経済、財政政策論だけではなく、国民の精神的文化の問題でもある。そして、それはハイエクに通ずる自由論へと繋がるのである。現在、政治家の劣化が指摘されて久しいが、過去の政治家の学識、見識の高さに、あらためて慨嘆する。平易な文章で、自由とは何か、福祉がもたらす害悪とは何か、昭和からの遺言として、再読すべき書物である。

¥1,960

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【大型本】「日米戦う可きか」 呉PASS復刻選書43 原題「日米戰ふ可きか」日米戦うべきか

令和5年12月8日、開戦記念日復刊。入荷次第発送となります。【大型本】A4版、293ページ。GHQ焚書図書。戦前、日米の対立関係について、各界の専門家が寄稿した、グラフ誌の復刻である。原書はB5版で活字も小さく大変読みにくいものだったが、復刻に当り、活字、写真を大きくし、A4版とし読みやすさを図った。ほぼ全ページに写真が掲載され、当時の空気を生々しく伝える。開戦前夜、日本はどのように米国を見ていたのか、その一端を垣間見せる貴重な書物の復刊である。米国の政治、軍事、社会、風俗、産業など様々な分野に就いて、写真を交え詳細に分析する。評論家の西尾幹二氏も、その著作で取り上げている。

¥2,970

  • 在庫切れ

「憲法研究序説」 Introduction to the Study of the Law of the Constitution 憲法序説 A.V.ダイシー著 呉PASS復刻選書41

2019年1月31日発売。A5版、436ページ。英国憲法学の泰斗、A.V.ダイシーの主著を復刻。法律の支配、憲法習律の意義、国会主権など、現在の憲法学へと通底する様々な概念を説く。憲法改正が現実味を帯びてきた今こそ、読み返されるべき古典である。文部大臣、早大総長などを歴任した高田早苗博士訳。明治32年刊の文語訳である。復刻に当り、旧漢字旧仮名遣いを新漢字新仮名遣いへ改めた。また、又原典では無かった、濁点、半濁点を付加し、読点、句読点を適宜挿入し、読みやすさを図った。難読漢字にはルビも付した。

¥3,500

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我が闘争 上巻 Mein Kampf 1.band 本邦初の全訳の復刻版 呉PASS復刻選書38

Amazon焚書図書。A5版、442頁、横書。昭和18年、内閣企画院の外郭団体、財団法人東亜研究所が訳出した「我が闘争」の復刻。日本政府の公式訳という事になる。当時、抄訳は発売されていたものの、全訳は本書が唯一である。しかし、日本人に関する箇所が面白からぬという理由で、やはり、一般への流通は行わず、限定500部のみが政府関係者の間で配布された。そのため、古書としても出回らず、公立図書館の蔵書としても皆無である。大変貴重な図書の復刻である。訳は、戦前とは思えない軽妙な語り口で、一気に読ませる名訳である。現在では不穏当な表現も多岐にわたるが、当時の日本政府が「我が闘争」をどのように受容したのか、その一端を垣間見せる大変貴重な資料として、そのまま掲載した。ややもすれば、我々日本人は、戦前、戦中、白人から人種差別をされていた「事実」を忘れてしまう。ヒトラーの語る人種感は、現代では紛れもない人種差別であるが、当時は、我々日本人を含む有色人種は、激しい差別にさらされていたことは歴史的事実であり、大東亜戦争の遠因ともなった。この書を抹殺することは、白人全体が、有色人種を差別していた事実まで隠ぺいすることにならないか。そのような問題意識から、この度の復刊となった。

¥2,800

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我が闘争 下巻 Mein Kampf 2.band 東亜研究所訳 本邦初の全訳の復刻版 呉PASS復刻選書39

Amazon焚書図書。A5版、414頁、横書。全上下巻の下巻。

¥2,800

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GHQ プロパガンダ集成 「真相はこうだ 1」「真相はこうだ 2」「太平洋戦争史」 呉PASS復刻選書 37

A5版、345ページ。「真相はこうだ 第一輯」「真相はこうだ 第二輯」「太平洋戦争史」の三篇を収録。GHQは占領初期より、ラジオ番組「真相はこうだ」を放送し、日本人へのプロパガンダを開始した。本書はその台本1,2を収録している。また、新聞紙上では「太平洋戦争史」の連載を開始。そしてその冊子を全国の中学校へ配布したとされる(本書収録)。真偽を取り混ぜた巧妙な内容は、現在の日本人にも完全にしみ込んでいると言えよう。以下、Wikipediaに詳しい。眞相はかうだ(しんそうはこうだ)または真相はこうだは、大東亜戦争(太平洋戦争)敗戦後の被占領期、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の占領政策の一環として、昭和20年(1945年)12月9日より10回に亘(わた)りNHKラジオ第1放送及び第2放送で同時放送された宣伝番組。毎週日曜夜8時からの30分番組で、その前後に当時人気の番組が配置、編成されていた。再放送を含めほぼ毎日のように放送された。登場人物は軍人とその親友である民主主義者の文筆家が主であった。脚本はその中心をアメリカ人が占めたGHQの民間情報教育局(CIE)ラジオ課が担当し、満州事変から終戦に至るまで軍国主義者の犯罪や国民を裏切った人々を白日の下に、偽りない事実を、などという論評で、叙情的な音楽や音響効果音を駆使しながら、ドキュメンタリー形式を装ったドラマ仕立てにされた番組であったという。「眞相はかうだ」の元となったのは「Now It can be told(今だから話せる)」と題した第二次世界大戦中のイギリスの番組をGHQ上層部が民間情報教育局へ企画として持ち込み日本の変革をするためとされる。番組の内容を巡って、これらはGHQ作成であることが隠されたためにNHKへ手紙、電話などが殺到した。しかし、それらが抗議や非難などの批判的な内容ばかりであることを知ったGHQは、その成果を取り入れてより巧妙にそれに続く番組を作成[2]、昭和21年(1946年)2月以降「眞相箱」、「質問箱」などへ形を変えながら昭和23年(1948年)1月まで放送された。「眞相箱」は、疑問に答えるという形式を取り、また、日本の良い面も随所に挿入されるなど国民への聴き心地の良さも取り入れられた。真実の中に巧妙に織り交ぜられた虚偽等々の手法が用いられたこれらの番組の思想は、プレスコードやラジオコードなどのGHQの指令により言論統制されていた事もあり、次第に国民の間に押し広められていった。『眞相はかうだ』は『太平洋戦争史』の劇化したもので、これらGHQによるプロパガンダは「各層の日本人に、彼らの敗北と戦争に対する罪、現在及び将来の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国の軍事占領の理由と目的を、周知徹底せしめること」を眼目として開始され、「大東亜戦争」という言葉の抹殺及びそれに代る「太平洋戦争」という言葉の導入によってそれが持つ意味、価値観が入れ替えられることとなった。櫻井よしこや保阪正康が、これら一連のGHQによる歴史観は、現在主流の根底を占めることになっているとの見解を示している。

¥2,000

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憲法撮要 改訂第五版 完全復刻版   呉PASS復刻選書36

A5版、497ページ。美濃部 達吉(みのべ たつきち、1873年(明治6年)5月7日 - 1948年(昭和23年)5月23日)は、日本の法学者、憲法学者、政治家。東京帝国大学名誉教授。いわゆる「天皇機関説」問題により排撃され、「憲法撮要」は他の二冊と共に、昭和11年、発禁処分となった。本書は、発禁当時の、戦中最後の改訂版の完全復刻版である。原本は漢字カナまじり文であり、現代においては、いささか読みにくい。よって、カタカナははひらがなに、旧漢字、旧仮名遣いは、現代漢字、新仮名遣いに改めているが、文体は当時の格調高い文語体のままである。東大憲法学の泰斗として、高等文官試験、司法試験における、戦前を代表する憲法学の基本書であった。宮沢俊義はその弟子筋に当り、宮沢の弟子が芦部である。戦後、美濃部は米製憲法に対し、「国体の変更に当り認められない」と、枢密顧問官として、改憲に最後まで反対した愛国者であった。本書が出版されていた時代、美濃部が影響を受けたドイツの法学者イェリネックが、ユダヤ人であったため、その著作がナチスにより焚書となり、またイェリネックに学んだ、やはり東大法学者の上杉愼吉と、美濃部は機関説論争を繰り広げた。また、昭和9年に始まる「国体明徴運動」、そして昭和11年が2.26事件であることを考え合わせると、本書はまさに時代に翻弄された書物と言える。現代に於て、日本の憲法を考えるとき、戻るべき地平は、「憲法撮要」を置いて他にあるまい。

¥3,000

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定本 国体の本義 臣民の道 合冊版

A5版、230ページ。戦中、文部省が編纂した「国体の本義」「臣民の道」の二冊を一冊にまとめました。

¥1,650

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【大型本】北一輝 三作品合冊版 「国体論及び純正社会主義」「支那革命外史」「日本改造法案大綱」全作品全文掲載

【大型本】B5版、452ページ、二段組。北一輝の主要作品「国体論及び純正社会主義」「支那革命外史「日本改造法案大綱」の三作品を一冊にまとめました。全作品の「全文」を掲載。発禁処分を受けた箇所も、四角で囲み全文復刻掲載。

¥3,800

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「口語全訳 帝国憲法皇室典範義解」 伊藤博文著 日本国学振興会訳  呉PASS復刻選書31

A5版、332ページ。本書は伊藤博文著「帝国憲法皇室典範義解」を史上初めて、全文口語訳を施した。伊藤博文や井上毅ら、明治人の国体観を理解するためには、立法者自らが書いたコンメンタールである憲法義解、さらに皇室典範議解の理解も重要である。にもかかわらず、憲法議解と同様、漢文訓読体で書かれた本書は、永らく一般読者には、やや敷居の高いものとなって居た。戦前「帝国憲法義解」は、日本国学振興会によって口語訳された。それも今となってはやや読みにくい。そこで日本国学振興会訳をベースに、編集部にてさらに改良し、難読漢字にはルビを、難読用語には註釈を施した。「皇室典範議解」は編集部にて新たに口語訳を施した。憲法義解と同様、ルビと註釈を添えた。皇室典範議解の口語訳は史上初である。条文、原文、口語訳と逐条で構成される。伊藤らが心血を注ぎ成立を見た「大日本帝国憲法」「皇室典範」のすばらしさを、一人でも多くの日本人に知って頂きたい。伝統と歴史に根差した憲法とは、天皇、皇室の在り方とはどういったものなのか、現代、日本国憲法下に生きる日本人に再考を促す書である。

¥2,500

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「我が国憲法の独自性」 佐々木惣一著 呉PASS復刻選書30

A5版、353ページ。京都学派に属する憲法学者佐々木惣一の、帝国憲法下に於ける著作である。憲法に於ける文理解釈を徹底する佐々木は、日本語に立ち返り、すなわち日本の歴史、伝統に依拠した憲法解釈を提示する。昨今、普遍的意味での憲法観を背景に、日本の憲政を論断する、いわゆる護憲派の学者、識者を散見するが、彼らは「憲法」を上位概念に据え、「日本の憲法、憲政」をそれに包摂される下位概念として論ずる。それに対し、佐々木は「日本の憲法、憲政」と「憲法」を並列的に捉え、日本における憲法とは、どうあるべきなのかを深淵から論ずるのである。前者は、立法者でありながら、我が国の防衛問題を正面から捉えることなく、憲法九条を前提に、自衛隊を違憲とする、教条的な思考の「護憲」派議員と相似である。「天皇」「立憲主義」「立憲君主」「国体」とは何なのか。憲法の概念、用語の定義は明確でなくてはならない。特に天皇、国体といった概念はわが国独自のものであり、その定義は歴史と伝統を紐解く以外にあるまい。佐々木の呵責なき批判の舌鋒は、西洋生まれの「憲法」をそのまま容れようとする憲法学者に向かう。まさに現在に通用する批判である。

¥2,400

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「米国の世界侵略」 大東亜戦争調査会編 第4巻(全5巻)呉PASS復刻選書35(新漢字、新仮名遣に改)

¥1,480

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「大東亜の建設」 大東亜戦争調査会編 第5巻(全5巻)呉PASS復刻選書42(新漢字、新仮名遣に改)

¥1,480

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「米英の東亜制覇政策」  大東亜戦争調査会編 第3巻(全5巻) 呉PASS復刻選書29

¥1,480

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「米英の東亜攪乱」  大東亜戦争調査会編 第2巻(全5巻) 呉PASS復刻選書28

¥1,480

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「米英挑戦の真相」  大東亜戦争調査会編 第1巻(全5巻) 呉PASS復刻選書27

A5版、226ぺージ。シリーズ第一巻の本書は、米英国の行った、我国に対する経済圧迫政策(ABCD包囲網)について詳述する。刊行趣旨//大東亜戦争の責任と目的とは、昭和十六年十二月八日に渙発された宣戦の大詔に炳(へい)として明かであり、一億国民は、この大詔の御精神を体し、皇国の総力をあげて、征戦に勝ち抜かねばならぬことはいうまでもない。大東亜戦争調査会が設置された趣旨は、事実に基づいて敵米英の戦争責任を糾弾し、皇国戦争の目的を出来得るだけ具体的に闡明せんとするにあり、実に大詔に奉答し、思想戦の分野に於て翼賛の誠を效さんとするに外ならぬ。// 大東亜戦争に於て、皇国の武力戦は随所で赫々の大戦果をあげているが、思想戦がこの武力戦を強力に裏打ちすることによって、初めて完勝が期し得るのである。戦争が長期化し且つ連続決戦に突入した今日に於て、思想戦はいよいよ重大性を加えて来た。即ち思想戦遂行によって、皇民の精神的団結を層一層強靭ならしめ、進んでは国家総力戦の意識と実踐とを、この上とも旺盛にし、必要の闘魂をますます熾烈にすることを期せねばならぬ。さらに思想戦で大切なことは、皇民が絶えず燃え盛っていなければならぬことである。そのためには敵国側の正義人道に反した現実の不法言動を紹介してゆくことが必要となってくる。また皇国の戦争目的が如何に道義に立脚し、これを完遂すると否とは、ひとり東亜諸民族の存亡のみならず、実に全人類の福祉に関する問題である所以を明かにすることが肝要である。// 本調査会は成立以来、或は総会、或は特別委員会を開いて、各種の問題を種々な角度より検討したのであるが、結局、研究討議と併行して、それぞれの権威者に依頼し執筆して貰ったものを刊行することになった。本書はその最初のものである。或る意味からいえば、大東亜戦争調査会の報告書ともいえよう。今後もこれと同様に貴重な研究の結果が相次いで上梓されることになろうが、その日その日が大切な決戦である今日の事情からして、その刊行は生々しい材料から順次に採り上げることにした。// 大東亜戦争調査会の最初の刊行物が上梓されるに当り、その趣旨について一言した次第である。//昭和十八年五月//有田八郎・・・以上本書の序文から引用。このシリーズは全五巻あり、本書はその第一巻である。大東亜戦争調査会のメンバーは、天羽英二、有田八郎、石田礼助、石原広一郎、伊藤述史、今井登志喜、大蔵公望、太田正孝、大村一蔵、神川彦松、高坂正顕、小林躋造、郷古 潔、後藤文夫、酒井鎬次、佐藤市郎、沢田廉三、高石真五郎、高田元三郎、徳富猪一郎、橋本 群、平野義太郎、掘内謙介、松下正寿、三宅哲一郎、安井 郁。//本書の執筆は太田 忠行(鉄鋼統制会整備部)、神原泰(帝国石油企画部副部長兼調査課長)、佐藤一郎(科学動員協会専務理事、本調査会委員、海軍中将)、椎名季吉(三井物産金物部)、高田元三郎(毎日新聞社編集総長)、中井良太郎 (陸軍中将)、長岡春一(元駐仏大使、法学博士)、難波勝二(横浜正金銀行調査部長)、三宅哲一耶 (元チリー駐箚公使、本調査会事務局長)、宮崎清(三井物産総務部参与)、目賀田重芳(大倉商事取締役)、渡邊康策(日本郵船企画部長)。

¥1,480

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憲法制定と欧米人の評論 金子堅太郎著 呉PASS復刻選書26

A5版、254ページ。伊藤博文、伊東巳代治らとともに帝国憲法制定に立ち会った金子堅太郎が、その起草からのエピソード書き残した書物である。神奈川県の夏島の一隅に籠り、秘密裏に事は進んでいく。明治の英傑たちが、既にエドマンド・バーク「フランス革命の省察」や、アレクサンダー・ハミルトン「ザ・フェデラリスト」など、欧米の政治学、憲政の古典に通じ、さらに欧米の名だたる法学者や政治家の知見を吸収しつつ、日本の伝統、古典、文化に依拠し日本独自の憲法を生み出していく。その英訳を持って金子は欧米を周り、俊英たちに評論を依託した。米国国務長官ブレイン、イェーリング、クルメッキ、シュタイン、ルボン、ダイシー、アンソンなどの法律専門家は、帝国憲法をどのように評したのか。興味深い評論が展開される。日本の憲法を考えるうえで、「帝国憲法義解」とならび、参照されるべき書物である。

¥2,100

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内閣制度の研究 山崎丹照 著 呉PASS復刻選書 25

A5版、425ページ。内閣制度の規定を欠いた帝国憲法下、太政官制から内閣官制まで憲法習律が構築されてきた。天皇、国会、統帥との関係はどのように解釈され、運用されてきたかを、貴重な資料とともに丹念に辿る。憲法改正が現実味を帯びてきた今こそ、諸制度をアプリオリなものでなく、その本質に立ち戻り考える機会としたい。憲法研究に於いて、重要なのは条文と並び習律こそが、憲法に命を吹き込む。そのような意味で、帝国憲法下の行政権の運用は、まさに憲法習律そのものであり、先祖たちの知恵の結晶である。憲法に関心を寄せる全ての人々に一読を勧めたい、重要かつ貴重な書物である。

¥3,000

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支那の真相 長野朗著

A5版、250ページ。戦前、戦中の支那に、長期に亘り滞在した、政治活動家長野朗の生々しい支那大陸のルポルタージュ。政治、外交、経済、社会の諸相を分野別に深く洞察。地に足の着いた分析。現代中国の分析にも生かされる、不変的な大陸国民の国民性を、深く広く記録した貴重な書。西尾幹二氏、宮崎正弘氏も絶賛。GHQ焚書図書。 長野朗氏の貴重な論稿「支那を舞台としたる日英米露の関係」「支那に何を学ぶべき乎」の二編も特別に附す。

¥1,800

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支那三十年 長野朗著

A5版、284ページ。戦前の支那に、長期に亘り滞在した、政治活動家長野朗の生々しい支那大陸のルポルタージュ。とにかくおもしろい。辛亥革命後の混乱期から、支那事変までを、愉快な筆致で描く。癖のある軍閥の領袖たち。相も変らぬ一般支那人のしたたかな生き様。現代中国の分析にも生かされる、不変的な大陸国民の国民性を、深く広く記録した貴重な書。西尾幹二氏、宮崎正弘氏も絶賛。GHQ焚書図書。

¥1,800

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大川周明没後60年記念 日本二千六百年史 米英東亜侵略史 復興亜細亜の諸問題 三作合冊版

A5版、二段組、486ページ。戦前の知性を代表する、大川周明。その没後60年を記念し、主著、「日本二千六百年史」「米英東亜侵略史」「復興亜細亜の諸問題」三作を一挙掲載。 「日本二千六百年史」は不敬罪による削除前の版を復刻。 「復興亜細亜の諸問題」は、何の前触れも説明もなく、昭和十四年四月の再版以降削除された「第13章 猶太民族の故国復興運動」を初めて復刻。当該章は、大川周明全集、中公文庫版、土曜社版にも掲載されていない。

¥3,000

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国史概説 下 文部省教学局編纂

A5版、414ページ。旧漢字、旧仮名遣いを、新漢字、現代仮名遣いに改め、読みやすくなっています。「国史概説」は、大東亜戦争最中の昭和十八年、文部省の編纂により公刊された。現在の国家公務員第Ⅰ種試験に当る、高等文官試験の試験科目に、「国史」が採用されたことから、その教科書として文部省教学局が編纂したものである。穂積重遠、和辻哲郎、田辺元、平泉澄など、錚々たるメンバーが編纂部に名を連ねた、所謂「皇国史観」に基づく歴史概説書である。 「皇国史観」は、戦後の歴史学会からは誠に評判が悪いが、戦後を支配した唯物史観、階級闘争史観はどうなのか?例えば、戦後教科書では、織田信長の比叡山焼き討ちは、横暴な支配者による宗教弾圧として描かれるが、その背景には宗教勢力の武装化、政治化、そして所領での治外法権的支配、一揆の扇動などが背景にあり、本願寺等とともに、その威勢は侮りがたいものであった。しかし、戦後教科書では、それらをすべて無視して、支配者による弾圧として描くのである。その他の判断は読者にお任せする。下巻では、江戸時代から大東亜戦争勃発までが描かれる。戦後教科書ではあいまいな、帝国日本が戦った近代戦や国際関係、例えば日清戦争、日露戦争、シベリア出兵、満州事変、支那事変、大東亜戦争などが、なぜ惹き起こされたのか?それらの問いに、明確に答える。胸にストンと落ちる記述である。戦前の日本人が、世界をどのように見据えていたのか、ぜひご自分の目で確かめていただきたい。

¥2,940

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国史概説 上  文部省教学局編纂

A5版、375ページ。旧漢字、旧仮名遣いを、新漢字、現代仮名遣いに改め、読みやすくなっています。「国史概説」は、大東亜戦争最中の昭和十八年、文部省の編纂により公刊された。現在の国家公務員第Ⅰ種試験に当る、高等文官試験の試験科目に、「国史」が採用されたことから、その教科書として文部省教学局が編纂したものである。穂積重遠、和辻哲郎、田辺元、平泉澄など、錚々たるメンバーが編纂部に名を連ねた、所謂「皇国史観」に基づく歴史概説書である。 「皇国史観」は、戦後の歴史学会からは誠に評判が悪いが、戦後を支配した唯物史観、階級闘争史観はどうなのか?例えば、戦後教科書では、織田信長の比叡山焼き討ちは、横暴な支配者による宗教弾圧として描かれるが、その背景には宗教勢力の武装化、政治化、そして所領での治外法権的支配、一揆の扇動などが背景にあり、本願寺等とともに、その威勢は侮りがたいものであった。しかし、戦後教科書では、それらをすべて無視して、支配者による弾圧として描くのである。その他の判断は読者にお任せする。下巻は、平成29年、初春発売予定です。

¥2,940

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国体の本義 文部省教学局編纂

A5版、152ページ。こちらは、「国体の本義」単体の版です。ルビ付き。『国体の本義』(こくたいのほんぎ)とは、1937年(昭和12年)に、「日本とはどのような国か」を明らかにしようとするために、当時の文部省が学者たちを結集して編纂した書物である。神勅や万世一系が冒頭で強調されており、国体明徴運動の理論的な意味づけとなった。「臣民の道」などとセットになった版もあります。(2500円)

 

¥1,480

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満洲は日本の生命線なり 「動く満蒙」改題 松岡洋右著

本書は満州についての松岡洋右の論稿をまとめた貴重書、「動く満蒙」1931年刊を改題の上、復刻したものである。なぜ、日本は満州地域に権益を持つに至ったのか、この問いに真摯に答え、それを守ることが、日本にとっていかに大事かを説く。リットン報告、連盟脱退、日本の孤立と辿る戦前史をもう一度検証する必要がある。松岡洋右は、戦中外交官、外務大臣、満鉄総裁として活躍し、歴史的には、国際連盟脱退、日独伊三国同盟、日ソ中立条約締結などの主要場面に、その名を残す。 戦後は、A級戦犯として指名を受け、罪状認否に出席したものの、結核のため、昭和二十一年六月二十七日、帰らぬ人となった。もちろん極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判は勝者の一方的な断罪の場であったが、自己の主張を歴史に遺す機会を逸し、日本を孤立化へと追いやった「悪名」だけが独り歩きした感がある。 「満蒙は日本の生命線である」との松岡の主張は、決して無茶な主張ではなく、それなりに理の通ったものであるのは、この書物を読まれた方には納得のいく所だろう。もちろん間違いもあるだろう。しかし、「死人に口なし」よろしく、リットン調査団の報告から国際連盟脱退、日本の孤立化の全責任を一身に受け、戦後七十年間、沈黙し続けてきた松岡洋右に、多少なりとも反論、反駁の機会を提供することは、戦後の欠席裁判の穴を埋めると考え、この度の復刻となった。戦後、松岡の著作の出版は皆無であった。

¥3,000

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全文復刻 「学生に与う」 (がくせいにあとう) 河合栄次郎著 呉PASS復刻選書16

原本…昭和15年、日本評論社刊、河合栄次郎著。A5版、306ページ。渡部昇一、丸山眞男など、幅広い層から尊敬を受ける、戦前教養主義の大家、河合栄 次郎が、戦争に向き合う、当時の学生に向けて書いた本書は、生きる意味を見失いそうになる現代のすべての人々にも通ずる価値を有する。大衆社会に在って、 飲み込まれることを拒否する人々、知性の崩壊を食い止めたいと願う人々、そしてエスタブリッシュメントを目指す若い人々に、是非手に取って頂きたい一冊で ある。在野ノ知識人タレ! ・・・・・・以下、wikipediaより。『学生に与う』(がくせいにあとう、1940年)は河合栄治郎が著した哲学、教育論、知的生活論、人生論の書で ある。大東亜戦争の直前や以後の戦時下ではファシズムが肯定される風潮にあり、他方でマルキシズムや自由主義は否定される傾向にあった。そうした時代の中 で何を頼りに生きようかと模索していた大学生、高等学校生のために、東京帝国大学経済学部教授だった河合栄治郎は学生叢書を企画、編集、出版し、さらには 自身独自の著書『学生に与う』をも刊行した。『学生に与う』は当時の学生に支持され、瞬く間にベストセラーとなり、増刷に次ぐ増刷となった。また多くの学 生、ことに学徒動員で出征する学生にも、生きる意義と勇気を与え、学問への意欲を向上させたといわれる。河合栄治郎は当時平賀粛学で東京帝国大学から追放 され、浪人の身分であり、他方で裁判闘争中であり、実質上の執筆禁止状態であり、そうした過酷な状況下でわずか20日間で書き下ろした。『学生に与う』の 基本姿勢は理想主義 (アイディアリズム)、人格主義、教養主義、知的生活論(主義)、人生に真剣に向き合う姿にあった。河合は昭和教養主義の中心人物であり、本書は昭和教養 主義を代表する著作である。本書は学生に向けたものであるが、大人にも当然通ずるものであり、現代においてもそのまま通用する。本書は哲学、教育論、知的 生活論、人生論について歴史に残る名著である。

¥2,100

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外交余録 石井菊次郎著 呉PASS復刻選書15

憲政史家の倉山満先生、大推薦の名著です。「 石井菊次郎の『外交随想』と『外交余録』を読みこなせば、外交史の基本は身につきます。外交官や外交史家のみならず、必読の教養書です。・・・古本屋で見つけたら、値段にかかわらず即買い!という名著です」と言われています。

ぜひご一読ください。

ソフトカバー、A5版、434ページ。

 

¥3,000

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外交随想 石井菊次郎著

A5版、386ページ。日本近代史、外交史を学ぶ上での必読書。「外交余録」(弊社3月発売予定)とともに、石井が残した貴重な第一次資料。欧米、支那、 ソ連に対し冷徹な観察眼を向け、当時の複雑怪奇な国際情勢を分析する。石井 菊次郎(いしい きくじろう、1866年4月24日(慶応2年3月10日) - 1945年(昭和20年)5月25日?)は、日本の外交官、政治家。第2次大隈内閣で外務大臣を務め、国際連盟設立期には日本代表を務めた。また特使とし てアメリカで締結した、石井・ランシング協定にその名を残す。石井は外交官としてのキャリアをフランスで開始し、親仏的でドイツに対しては不信感を持って いたと指摘されている。義和団の乱の際には北京公使館におり、包囲下を切り抜けた。1908年に外務次官となり、1912年にはフランス大使となってい る。1915年10月には第2次大隈内閣の外務大臣に就任することとなり、フランスから帰国した。石井は当時地味な外交官であり、あまり知られた存在では なかったが、その外相就任は前外相でもある加藤高明立憲同志会総理の推薦によるものであった。石井は連合国への接近策を主張し、ロンドン宣言への加入や、 第四次日露協約の締結を実現している。1916年の同内閣崩壊までその任にあった。1917年には特命全権大使としてアメリカに渡り、中国問題に関する日 米間の合意、いわゆる石井・ランシング協定を締結している。1920年にはフランス大使に再任され、同時に国際連盟における日本代表を務めた。1927年 (昭和2年)に外務省を退官し、収拾していた外交メモ類を資料として1930年(昭和5年)に『外交余録』を著した。1936年にはアメリカで出版されて いる。1929年(昭和4年)には枢密顧問官となっている。日独伊三国同盟の締結に際しては、アドルフ・ヒトラーとドイツに対する不信感を表明し、枢密院 本会議では利害関係の一致から同盟締結に関して賛成するものの「ドイツは最も悪しき同盟国であり、ドイツと絡んだ国はすべて不慮の災難を被っている」と指 摘し、運用に関しては十分注意する必要があると述べた。1945年(昭和20年)、5月25日から26日にかけて、東京は東京大空襲に見舞われた。石井夫 妻は渋谷青葉町の自宅付近で行方不明となり、消息不明となった。この時に死亡したと推定されている。wikipediaより

¥3,000

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世界最終戦論 戦争史大観 石原莞爾著

A5版、266ページ。活字はもちろん単行本サイズ。

==世界最終戦論==本書は1940年(昭和15年)5月に京都で行われた「人類の前史終わらんと す」の講演内容が元になっている。立命館大学教授の田中直吉によって筆記され、9月に立命館出版部より88項の冊子として初版が発行された。1942年 (昭和17年)に立命館の初版の内容に加えて『「世界最終戦論」に関する質疑回答』、『戦争史大観』、『戦争史大観の由来期』を含めた著作として新正堂か ら出版された。石原はヨーロッパ戦争史の研究と田中智学の講演からこれを構想、日米決戦を前提として満蒙の領有を計画した。 その思想の原型は1929年(昭和4年)7月の中国の長春での「講話要領」にある。関東軍参謀であった石原はこのイデオロギーに基づいて奉天郊外で柳条湖 事件を起こし、これを中国軍のしわざとして軍事行動を開始したことが満州事変となった。石原自身は戦後にはこの思想を捨てている。松岡幹夫は、『世界最終 戦論』は田中智学の「撰時抄」講話の中での「世界戦争は予言的不可避性」を述べていた事からヒントを得たとしている。しかし伊勢弘志は、国柱会から「大闘 争が発生して世界が統一されるという予言を得た」と同時に、智学は「キリスト教国を仏外の外道国として悪国指定」していたので、対米悪感情の面でも共鳴し ているという。国柱会入会直後、石原は「大正9年7月18日の夫人への手紙」で、白人を「悪鬼」と述べまた「この地球上から撲滅しなければなりません」と 憎悪を著わしている。ゆえに野村乙二郎は、「重圧としての対米観があったから」とこれを説明している。

==戦争史大観==石原は本書において戦争史の研究 を通じて将来の戦争を考察している。本書の構成は第1篇戦争史大観、第2篇戦争史大観の序説、第3篇戦争史大観の説明から成り立っている。石原は戦争が人 類の文化発展と同調していると考えてその経過を戦争史の考察から明らかにしようとする。そこで分析枠組みとして決戦戦争と持久戦争の2つの戦争類型を使用 している。決戦戦争とは武力を第一に使用する戦争であり、外交や財政は二次的な要素に過ぎない。したがって戦略は政略に対して優越している。反対に政略が 戦略に優越する戦争の形態は持久戦争であり、この戦争においては武力行使は小規模なものとなる。この戦争の方式はデルブリュックの殲滅戦略と消耗戦略の分 類を言い換えたものであり、このような用語法は満州事変の後に石原が確定した。この決戦戦争と持久戦争の分析的枠組みを適用して戦争史を概観すれば、これ はルネサンスにおける戦争は持久戦争、フランス革命における戦争は決戦戦争、そして第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦争は持久戦争の傾向があると認める ことができる。したがってこの戦争形態の交換を踏まえれば人類が最後に迎える最終戦争は決戦戦争であると考えられる。しかもその決戦戦争は極めて大規模な 戦争となり、全国民が直接的に戦争に参加することになる。このような戦争に備えるために石原は日本の国防に対して天皇を中心とした日本と中国、満州による 共同防衛を提言している。

-wikipediaより-

¥1,680

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ある勇気の記録 ―凶器の下の取材ノート― ブンヤたちの仁義なき戦い 中国新聞社報道部

A5版、236ページ。ノンフィクション作品『ある勇気の記録 -凶器の下の取材ノート-』。1963年から1967年まで、広島市周辺で起こっていた第二次広島抗争時に中国新聞社が「暴力追放キャンペーン」と銘打 ち、1963年から1965年まで広島市と呉市を中心に取材・報道活動を行い、そのペンの力で暴力団に敢然と立ち向かった成果を出版したもので、1965 年(昭和40年)の第13回菊池寛賞を受賞した。以上wikipediaより抜粋。映画「仁義なき戦い-頂上作戦」に重なる。映画では、鈴木瑞穂演じる新 聞社編集長以下、記者たちが、敢然と広島ヤクザ挑む。それはフィクションではなく、実際にいた熱い昭和の男たちの実話なのである。

¥1,300

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戦争と共産主義 三田村武夫著 改訂新版

A5版、316ページ。1950年、GHQにより発禁処分。スターリン指導のもと、コミンテルンの暗躍が世界史を動かした。同時代、現場で見聞きした元官僚、政治家の著者が、そ の全貌を描き出した問題の書。これを読まずして日本近代史、大東亜戦争は語れない。呉PASS復刻選書は、一般書籍より一回り大きなフォントを採用してい ます。

¥2,380

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国体論及び純正社会主義(全) 北一輝(北輝次郎)著

A5版、476ページ、全文を掲載、新漢字、現代仮名遣いに改める。

『国体論及び純正社会主義』(こくたいろんおよびじゅんせいしゃかいしゅぎ)は、1906年(明治39年)5月9日に北輝次郎(後の北一輝)が刊行した自 費出版書。23才の時に著した千ページにおよぶ処女作である。 大日本帝国憲法における天皇制を激しく批判しており、明治維新を革命とし「維新革命の本義は実に民主主義にあり」と述べている。天皇の国家、天皇の国民で はなく、国民の天皇であり、天皇が一国民として、一般の国民と共に国家のために行動する「公民国家」こそが、明治維新すなわち北が言う「維新革命」の本来 の理想ではなかったのかと主張している。 内務省は、これを危険思想と見なし、直ちに発売禁止処分とした。北は、要注意人物として特高警察の監視対象となった。 なお、この著作は、第二次大戦後、GHQが部分的に出版を認めた。現在は全文を読むことができる。 北の思想は日露戦争期に独特の発展を見る。すなわち、社会主義を支持しながらも当時の社会主義者の主流であった非戦論には同調できず、国家主義を支持しな がらも当時の国家主義者の主流であった国体論には同調できなかった。そこで早稲田大学聴講生となった1904年(明治37年)頃より著作を準備し、再上京 した1905年(明治38年)には帝国図書館(上野図書館)に通いながら本書をまとめた。1906年(明治39年)5月9日に有斐閣・同文館・東京堂など を取次店として500部を刊行した。だが、その5日後に内務省によって発売禁止処分とされた。 その内容は大きく分けて2つに分かれる。まず、北は進化論の観点から人類は相互扶助の精神によって生存競争の対象を家族から部族、国家単位へと進歩してき たと論じ、その間に社会的同化作用によって内部の団結力を強化することで社会を進化させてきたと説いた。そして、国家は君主が主権を有する「君主国家」か ら国家自身が主権を有する「公民国家」へと進化するとして、明治維新を日本における「君主国家」から「公民国家」への一種の「革命」であると論じた。とこ ろが、大日本帝国憲法において天皇を「万世一系」としたのは、日本の皇室の史実に反する上、憲法改正手続に帝国議会の賛同を規定したのは、「公民国家」を 天皇と帝国議会が共同で運営する「民主政体」によって運営することを前提にしていると主張した。この観点からして国家主義者の国体論は反革命思想であり、 日本の国家のあり方に反すると非難した。更に期待は「公民国家」の発展強化のためには普通選挙を導入して労働者と農民が政治に参加して合法的に社会主義体 制を確立する。その上で国内では生産手段を国有化して資本家と労働組合が協調することで最高の生産性を確保して国民生活の向上に努め、最終的には国家全体 の強化につなげるというものであった。 本書は直ちに発売禁止にされたため、西欧社会民主主義を国家主義に結び付けようとした北の発想はほとんど知られることなく終わった。後に北が作成した『日 本改造法案大綱』には同書の影響が現れている。-wikipedia-

¥2,243

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支那革命外史(全)

A5版、278ページ。「支那革命外史」全文を掲載。新漢字、現代仮名遣いに改める。 北 一輝(きた いっき、本名:北 輝次郎(きた てるじろう)、1883年(明治16年)4月3日 - 1937年(昭和12年)8月19日)は、戦前の日本の思想家、社会運動家、国家社会主義者。二・二六事件の「理論的指導者」として逮捕され、軍法会議の 秘密裁判で死刑判決を受けて刑死した。以上wikiより引用。「 支那革命外史(しなかくめいがいし)」 黒竜会に参加後,辛亥革命が起こると中国に渡り,宋教仁らを支援。退去命令により帰国し支那革命外史を著した。中 国革命はもちろん、当時の国際情勢、日本の対応を鋭く批評する。

¥1,540

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立憲非立憲 佐々木惣一著

A5版、170ページ。 佐々木 惣一(ささき そういち、1878年(明治11年)3月28日 - 1965年(昭和40年)8月4日)は、日本の憲法学者、行政法学者。正三位勲一等。法学博士。貴族院議員。京都大学名誉教授。立命館大学学長。京都市名 誉市民。鳥取市西町に生まれる。県尋常中(現鳥取西高)、四高を経て京都帝大に法学を学び1903年(明治36年)卒業、直ちに同大学の講師、次いで 1906年に助教授、1913年に教授となり、行政法を講じた。さらに、1927年からは退官した市村光恵に代わって憲法も担当するようになった。行政法 における師匠は織田萬であり、憲法における師匠は井上密である。1921年(大正10年)以来二回法学部長に挙げらる。 厳密な文理解釈と立憲主義を結合した憲法論を説き、東の美濃部達吉とともに、大正デモクラシーの理論的指導者として活躍し、弟子の大石義雄とともに憲法学 における京都学派を築いた。1933年(昭和8年)「滝川事件」に抗議して辞職。同事件では法学部教授団の抗議運動の中心として活動するなど、大学自治の 擁護に努めた。佐々木惣一の生涯は、学問の自由を守るための闘いであったといっても過言ではない。 憲法学者佐藤幸治氏や憲政史家倉山満氏らにも言及される名著「立憲非立憲」を復刻。憲法論議を深めるため、今こそ熟読あれ。 1945年(昭和20年)には内大臣府御用掛として憲法改正調査に当たり、いわゆる「佐々木憲法草案」を作成している。 その後は、貴族院における日本国憲法の改正審議に参画し、日本国憲法への改正に反対した。

¥1,480

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名著全一冊シリーズ 福澤諭吉

福沢諭吉の主著を一冊にまとめました。収録内容:「文明論之概略」「学問のすすめ」「家庭習慣の教えを論ず」「教育の事」「文明教育論」「痩せ我慢の説」「養生の心得」「尊王論」「帝室論」「脱亜論」全11作品。B5版、二段組、300ページ。読みやすい活字の大きさ。グラスレスです。

¥1,800

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復刻再現 國體の本義

文部省思想局

 

戦後70周年企画。「國體の本義」当時の雰囲気を再現復刻。戦前、文部省が編纂、刊行したが、GHQによって焚書とされた。國體思想の神髄を説く。日本人必読の書。

 

¥1,380

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戦時重要法令集

戦時重要法令集。大東亜戦争遂行中の昭和十八年を基準年とし、帝国憲法下通用していた重要法令を掲載。今までになかったコンセプトで法令をセレクト。帝国 憲法はもちろん、旧民法、旧刑法、旧刑訴法、旧民訴法などの基本法に加え、皇室関連、軍事関連法規、国際法を充実。A5版ハンディータイプで、研究者、学 生、編集者等の便宜に資す。 掲載法令:こちらをご覧ください。目次を掲載しています。http://ideapad.jp/1173c3ea/view/

¥3,800

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帝国憲法皇室典範義解 呉PASS復刻選書4

伊藤博文著

 

呉PASS復刻選書4。帝国憲法義解。明治22年國家学会蔵版を復刻。帝国憲法作成の中心人物、伊藤博文自身が執筆した、憲法および皇室典範のコンメンタール。憲法改正の声が喧しい今こそ、参照すべきテキスト。現行憲法も、帝国憲法の「改正」手続きに則って行われた。

¥1,480

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The Commentaries on the Constitution of the Empire of Japan 英訳 帝国憲法義解 伊東巳代治 伊藤博文

伊藤博文著「帝国憲法義解」を、伊藤博文等とともに帝国憲法作成に尽力した伊東巳代治が訳出した「英訳帝国憲法義解」。 欧米列強に対する、日本理解を深めるため配布された。 憲政史に多大な功績を遺した名著「英訳憲法義解」をここに復刻。 付録として、皇室典範、貴族院令、議院法、衆議院議員選挙法、会計法の英訳を付す。
The commentaries on the Constitution of the Empire of Japan
A5版。240ページ。ソフトカバー

¥1,800

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GHQ版 太平洋戦争史 呉PASS復刻選書7

GHQ/SCAP/CIE  連合国総司令部民間情報教育局編

 

-wikipediaより-<<太平洋戦争史は、連合国軍の占領下にあった日本で、1945年(昭和20年)12月8日より10回にわたり連 合国司令部記述として全国の新聞紙上に連載された宣伝記事である。 概要:「国民は完全なる歴史を知るべきだ」、「軍国主義者の行った侵略を白日に」、などというGHQの趣意により、―奉天事件よりミゾリー号(戦艦ミズー リ)降伏調印まで―という副題に掲げられた期間を対象として記述された、GHQによる宣伝占領政策の一つ。「太平洋戦争史」は1946年(昭和21年)4 月、高山書院から聯合軍総司令部民間情報教育局資料提供、中屋健弌訳として刊行された。副題は―奉天事件より無条件降伏まで―に換えられている。また、訳 者のことばとして当局の厳密なる校閲を仰いだことが記されている。しかし、この訳者のことばは民間検閲支隊による検閲により「大東亜戦争」の語が削除さ れ、「太平洋戦争」へと書き換えられた。これらの宣伝に対して、GHQに対する批評の禁止などプレスコード等によって言論統制されていたために、批判や反 論、検証などは許されず、他の占領政策と相まってこれらの考えが次第に国民の間に押し広められていった。>ウォー・ギルト・インフォメーション・プ ログラムの下、日本悪玉論、暗黒史観を日本人に植え付けるため、全国の中学校へ10万部以上が配布された。

幻のGHQ洗脳書籍、日本悪玉史観の元凶の復刻。日本人必読の書!

 

¥1,000

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米英東亜侵略史 日本二千六百年史 (呉PASS復刻選書2)

大川周明著

 

昭和の怪物大川周明の主著二点を一冊に。「日本二千六百年史」は、昭和15年に不敬により削除改訂される以前の、初版を復刻。

¥1,680

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逐条帝国憲法講義 (呉PASS復刻選書8) 清水澄博士著

清水澄著

著者略歴:1868年(慶応4年)、石川県金沢市に生まれる。東京帝国大学法科を卒業。ドイツへ留学後、学習院教授となる。1905年(明治38年)、法学博士号を取得する。次いで慶應義塾大学法学部教授(憲法・行政法担当)。1926年(大正15年)2月27日帝国学士院会員。宮内省及び東宮御学問所御 用掛となり、大正天皇、昭和天皇に憲法学を進講した。行政裁判所長官、枢密院顧問官・副議長を経て、敗戦後、1946年(昭和21年)6月13日最後の枢 密院議長に任ぜられる。枢密院が廃止され、1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行された後の同年9月25日、日本の国体の危機を憂い、熱海 錦ヶ浦海岸から投身自殺を遂げた。清水博士の主著を復刻。

¥3,000

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  • お届け日数:1~3日1

征野千里 呉PASS復刻選書3

谷口勝著

日中戦争 ある一兵士の手記。評論家西尾幹二氏によって紹介され大反響を呼んだ、傑作日中戦争手記。南京攻略作戦従軍記を含みます。一兵卒の筆によるものながら、一気に読ませる筆致。 自然に涙が溢れる、心温まる手記。今も昔も変わらぬ、心優しき日本人の姿がそこにある。いかに現在の中国が言い立てる妄言が根も葉もない虚言であることが よくわかる。日本人に生まれてよかったと、再認識させる名著の完全復刻版。

¥1,580

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國體の本義 他 呉PASS復刻選書1

平成26年9月発行の復刻版。併せて「臣民の道」「教育勅語(付英訳・独訳」「軍人勅諭(付英訳)」、「戦陣訓」、「国民実践要領」掲載。A4版、ソフトカバー、304ページ。大きめの活字、余白広めで読みやすいです。

¥2,500

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